2015年02月03日
お家づくりNEWS:改正省エネ基準
こんにちは!
近年、様々な分野で「エコ」という言葉を頻繁に聞くようになりました!
国をあげて二酸化炭素削減のために動いているのは勿論のこと、
日々の生活でもエコのために何か工夫されている方も多いのではないでしょうか?
そして今では住宅においても「エコ」は大切なキーワードになっており、国は低炭素社会に向けて省エネ性能の見直しに向けて動き出しています
そこで今回は省エネルギー基準の見直しによる「新省エネ基準」についてお話させて頂きます。
その1.これまでの省エネ基準の流れ
上記の通り住宅部分に係る基準は、平成25年10月1日から施行されております。平成27年3月31日までは経過措置期間として改正前の基準を用いることができるのですが、あと2ヶ月しないうちに新たな基準をクリアする必要があります!
その2.改正後の省エネルギー基準の流れ
その3.改正内容
平成25年省エネ基準における大きな変更点は、
●「地域区分の細分化」
●「外皮の省エネ性能の見直し」
●「一次エネルギー消費量」
の3つということになります。
〈地域区分の細分化〉
鹿児島県の地域区分は、改正前はⅤに区分されていたのですが、
改正により、8に変更になりました!
〈外皮の省エネ性能の見直し〉
1)住宅の外皮の省エネ性能
ここで!
外皮平均熱貫流率(UA値)・・・建物内外の温度差が1℃の場合の部位ごとの
熱損失量の合計を外皮等の面積の合計で除した値をいいます。UA値が小さい
ほど熱が逃げにくく、断熱性能が高くなります。
冷房期の平均日射熱取得率(ηA)・・・冷房期に、部位ごとの日射熱取得率に面積、
方位係数を乗じた値を住宅全体で合計し、外皮等面積の合計で除した値をいいます。
ηA値が小さいほど日射が入りづらく、冷房効率が高くなります。
〈一次省エネルギー消費量〉
今後は、外皮の断熱性能だけでなく、暖冷房や給湯などの設備機器も含めた
建物全体の省エネルギー性能を評価する基準が追加されます!
一次エネルギー・・・化石燃料、原子力燃料、水力・太陽光など
自然から得られるエネルギーを「一次エネルギー」、
これらを変換・加工して得られるエネルギー(電気、灯油、都市ガス等)を
「二次エネルギー」といいます。
建築物では二次エネルギーが多く使用されており、それぞれ
異なる計算単位(kWl、l、MJ等)で使用されています。
それを一次エネルギー消費量へ換算することにより、
建築物の総エネルギー消費量を同じ単位(MJ、GJ)で
求めることができるようになります。
建築物に導入される設備機器の仕様から
年間の設計一次エネルギー消費量を算出し、
これを基準一次エネルギー消費量と比較することにより判断します!
式は以下の通りです。
このように長くなってしまいましたが...
今回ご説明させていただいた内容は、
普段聞きなれない言葉であるのに加え、各項目の計算が複雑
になっております。
一方で、これらの基準や取り組みも今後の住みよいお家づくり、
より良い未来のための動きでもあります
このような取り組みが始まっているということだけでも頭の片隅に入れていただいて、
今後のお家づくりに役立てて頂けたらと思います
(出典:一般社団法人日本サステナブル建築協会)
(参考:木造住宅の総合情報サイト-長期優良住宅・省エネ・耐震診断・建築基準法・住宅性能表示 ホームズ君 よくわかる省エネ)
近年、様々な分野で「エコ」という言葉を頻繁に聞くようになりました!
国をあげて二酸化炭素削減のために動いているのは勿論のこと、
日々の生活でもエコのために何か工夫されている方も多いのではないでしょうか?
そして今では住宅においても「エコ」は大切なキーワードになっており、国は低炭素社会に向けて省エネ性能の見直しに向けて動き出しています
そこで今回は省エネルギー基準の見直しによる「新省エネ基準」についてお話させて頂きます。
その1.これまでの省エネ基準の流れ
上記の通り住宅部分に係る基準は、平成25年10月1日から施行されております。平成27年3月31日までは経過措置期間として改正前の基準を用いることができるのですが、あと2ヶ月しないうちに新たな基準をクリアする必要があります!
その2.改正後の省エネルギー基準の流れ
その3.改正内容
平成25年省エネ基準における大きな変更点は、
●「地域区分の細分化」
●「外皮の省エネ性能の見直し」
●「一次エネルギー消費量」
の3つということになります。
〈地域区分の細分化〉
鹿児島県の地域区分は、改正前はⅤに区分されていたのですが、
改正により、8に変更になりました!
〈外皮の省エネ性能の見直し〉
1)住宅の外皮の省エネ性能
ここで!
外皮平均熱貫流率(UA値)・・・建物内外の温度差が1℃の場合の部位ごとの
熱損失量の合計を外皮等の面積の合計で除した値をいいます。UA値が小さい
ほど熱が逃げにくく、断熱性能が高くなります。
冷房期の平均日射熱取得率(ηA)・・・冷房期に、部位ごとの日射熱取得率に面積、
方位係数を乗じた値を住宅全体で合計し、外皮等面積の合計で除した値をいいます。
ηA値が小さいほど日射が入りづらく、冷房効率が高くなります。
〈一次省エネルギー消費量〉
今後は、外皮の断熱性能だけでなく、暖冷房や給湯などの設備機器も含めた
建物全体の省エネルギー性能を評価する基準が追加されます!
一次エネルギー・・・化石燃料、原子力燃料、水力・太陽光など
自然から得られるエネルギーを「一次エネルギー」、
これらを変換・加工して得られるエネルギー(電気、灯油、都市ガス等)を
「二次エネルギー」といいます。
建築物では二次エネルギーが多く使用されており、それぞれ
異なる計算単位(kWl、l、MJ等)で使用されています。
それを一次エネルギー消費量へ換算することにより、
建築物の総エネルギー消費量を同じ単位(MJ、GJ)で
求めることができるようになります。
建築物に導入される設備機器の仕様から
年間の設計一次エネルギー消費量を算出し、
これを基準一次エネルギー消費量と比較することにより判断します!
式は以下の通りです。
このように長くなってしまいましたが...
今回ご説明させていただいた内容は、
普段聞きなれない言葉であるのに加え、各項目の計算が複雑
になっております。
一方で、これらの基準や取り組みも今後の住みよいお家づくり、
より良い未来のための動きでもあります
このような取り組みが始まっているということだけでも頭の片隅に入れていただいて、
今後のお家づくりに役立てて頂けたらと思います
(出典:一般社団法人日本サステナブル建築協会)
(参考:木造住宅の総合情報サイト-長期優良住宅・省エネ・耐震診断・建築基準法・住宅性能表示 ホームズ君 よくわかる省エネ)
Posted by 株式会社 感動 at 14:15│Comments(0)
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